～民法研修会を実施しました～

令和4年5月18日（水）未だ、コロナ禍が終息の気配を見せぬ状況の中で、フルリモート形式にて民法研修会を実施しました。弁護士法人一新綜合法律事務所の朝妻太郎弁護士講師の事務所より、オンラインにて講義を受けました。

・贈与・売買契約以外の典型契約に関する改正点について　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・不法行為法等に関連する改正点　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・成人年齢引き上げに関する点

について約２時間半にわたって講義を頂きました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　成年後見業務をおこなう上で「契約」を被後見人を代理しておこなうことは特に重要な要素であり、また、万が一被後見人が不法な契約を結ばされた時には、本人の代理権を付与されている後見人は「契約の取消し権」を行使することができます。したがってこれらの行為に関する知識は財産管理・身上監護をおこなう後見人にとっては、常に最新の法改正の知識と実践が使命となります。　　　　　　　　　　また、成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、今まで18歳から20歳までは親などが未成年後見人として代理していた行為を本人の権限においておこなうこととなり、一番身近なところでは、携帯電話の契約が18歳以上であれば本人単独で契約をおこなうことができるようになりました。後見を必要とする方々へは成年後見人が代理することとなります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 これらの法改正や後見制度にかかわる国の指針、厚生労働省が展開する今後の地域社会における後見の在り方等を、我々コスモス会員は常に知識を吸収し実務に生かすため、今後も研修会の開催、会員同士の座談会形式の情報交換や、問題解決のためのグループ討議などに積極的に取り組んで参りますので、どうぞ後見業務のプロ集団コスモス成年後見サポートセンターを頼りにしていただき、ご心配ごと・将来のご自分の在り方などお気軽に御相談下さい。

コスモス成年後見サポートセンター新潟では、会員全員の知識、スキル向上のため入会前研修、更新研修を含め、多くの研修会を実施しており、ホームページにて各会員を検索していただきますと該当会員の研修受講時間を確認することができます。