研修会「成年後見人の心構え(5)」を実施しました

令和4年11月15日、「成年後見人の心構え 第5回目」の研修会をオンライン形式にて実施しました。日本医科大学多摩永山病院の臨床心理士・公認心理士である稲本絵里 氏をお招きし、3時間半にわたり ~意思決定支援を考える、日常生活を支える~ について講義及びグループワークを中心とした研修がおこなわれました。                                                                                      後見を行うにあたり、最大の原則が「個人の尊厳を尊重する」ということになります。                                                                                                                                                   「尊厳」とは「自己決定権」であり、自己決定能力が衰えた被後見人の方々の過去及び日常から注意深くご本人の意思を確認し、または推測し、ご本人の幸福を後見人がご本人と一緒に考え実行していくということです。忘れてはならないことは、「認知症」に陥ってしまった方々も、以前は日常生活に支障がなく、皆さんそれぞれが立派に人生を歩んできたと言うことです。また様々な障がいによりご本人の尊厳を自分で守ることができない方々がいます。そのような方々の後見をおこなうにあたり意思を確認、推測していくためには心構えは勿論ですが、一定の学習=後見人としての知識や技法を常に学ぶことが必要です。この学習をおこなうため、法的知識、心理学知識、行動理念、各人の体験から得たものを共有するといった研修会を実施しています。また、コスモス成年後見サポートセンターが推薦をおこなう後見人等候補人は、様々な研修を受講した一定の履歴がないと推薦しませんので                                                              どうぞ、我々、後見のプロに安心してお任せください。                                                                     今後も後見人として、ご本人にどう寄り添っていくか、また寄り添う気持ちと技術を養うため、我々コスモス成年後見サポートセンター会員は、研修会、実務を通じ、後見人としてのスキル研鑽に励んで参ります。                              

コスモス成年後見サポートセンター新潟県支部 広報部長 成田節夫

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