コスモス新潟

私たちは、成年後見に日々携わる行政書士により結成された、公益社団法人「コスモス成年後見サポートセンター」の新潟県支部です。略称を「コスモス新潟」と言います。
ホームページを見ていただいて、心より感謝申し上げます。

「成年後見人って何をしてくれる人なの？」という質問を多くの方から頂きます。

【成年後見制度】とは、不慮の事故や年齢を重ねて、判断能力が低下した本人様の生活をサポートするための制度です。そしてこの制度におけるサポート業務内容は、主として「財産管理」と「身上監護」の大きく二つに分けられます。

　「財産管理」業務は、支払いを代行する・代わりに預貯金を出し入れするなど、適正な収支が行われるよう、金銭上の判断面から本人様をサポートしていくことです。安定した生活を送っていけるように、将来にわたって誠実かつ正確に財産の管理を行って参ります。

　「身上監護」業務は、本人様の自分らしい暮らしが保たれるよう、日常生活における様々な意思決定をサポートしていくことです。直接本人様を介護する、又は身の回りのお世話をするということではなく、年金の受給手続きや住居・施設の選択など、多岐に渡る契約や諸手続きを代行致します。本人様の自己決定を尊重しつつ、穏やかに、そして健やかに日常生活が保たれるよう、見守り寄り添い続けます。

　私たち『コスモス新潟』の会員は後見業務を行うにあたって、家庭裁判所およびコスモス成年後見サポートセンターに二重の報告義務があり、その監督の下で業務を遂行します。財産管理を適正に行いながら、面会を重ねて寄り添い続け、最期の時まで身上を監護し、その方らしい生活が送れるように対応させて頂きます。

～ある会員の後見業務の様子より～
「お友達が増えて嬉しい！！」
面会に行くたびに、そうおっしゃってくださる被後見人（本人）様がおられます。
楽しく昔話をする傍ら、被後見人（本人）様のお顔を拝見し、お部屋の様子を観察し、身の回りのものを確認し･･･後見人である私は頭の中をフル稼働して考えます。
「認知症が進行していないかな？」
「この施設またはこの家で、穏やかに暮らせているのかな？」
「不安な様子が見られたら、すぐに施設の方やケアマネさんに連絡をとろう!」
「急に預貯金などの財産が減ってないかな？」
「このままだと暮らし続けるだけのお金が保てないから、早めに家庭裁判所に相談しよう！」
などなど・・・
被後見人（本人）様にしっかりと寄り添いつつ、行政書士としての責任と使命、そして大きなやりがいを感じて、私は日々後見業務に携わらせて頂いております。